カーフマン南関東 レースレポート

【本遠征の目的】

・同世代トライアスリートとの交流

・夏に向け現状の身体の動作チェック

 

【日頃の練習】

swim週一回、bike平日合計3時間、休日に実走orローラーにてロングライド、run ジョグ30km/週をルーティンとして12月くらいからこなす。

 

横浜マラソン後、燃え尽きなのか中枢系の疲労なのかわからないが1ヶ月ほど全く強度があげられず、当初はカーフマン南関東に特化した練習(バイクならクリスクロス、ランならインターバル)を詰んで挑む計画だったが、結局低強度でギリギリ身体を動かし続けるだけで当日を迎えてしまった。

 

一応やっておくかということで、2週間前に一度だけタバタを卒倒するレベルで実施し(以降3日間くらい呼吸のたびにコヒューコヒューと音がして肺に穴が空いて空気が漏れてるんじゃないかと心配した)、前週火曜にバイク、水曜にランの1500m×2本、バイクの2-3分ほどの高強度を入れて心肺に刺激を入れた。f:id:trima2d:20230213200927j:image
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以降もエンデュランス系の練習を入れたかったが、仕事が忙しく何もできないまま川崎へ出発の日を迎えた。

【当日】

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東扇島に向かう途中トトロを熱唱してたら運転手のアベくんが迫真の迷子をかます

前日から感じてたがこのレンタカーのカーナビポンコツ

 

【1stラン 18:58(30/157)】

1ヶ月前にリレーマラソンに参加した際に2kmをキロ4で走るのが非常に困難な状態だったので、その時よりは多少状態が上がっているとしても、5kmという距離とバイクに脚を残すことを考えると4:10/kmが丁度良いところかなと思いながらスタート。

 

スタートあるあるではあるが思いの外スピードが出てしまって3:30/kmのペースで始めの500mを通過。

ここで何故かスタート前に「俺は4:30/kmで刻む!」と宣言していたアベが俺の前に現れる。思わず「なんでやねん!」とツッコミを入れてしまった。

私は関西人ではないのでエセ関西弁に過ぎないのだが。、もうあれは心の底から湧き出た「なんでやねん!」だった。あの瞬間だけは「なんでやねん!」に対するモチベーションは関西人よりも優っていたと思う。

 

するとアベは「せっかく今は人の流れがあるんだからここは乗って行ったほうが良い」とアドバイスをくれたので、(まあ自分もそう思ったし)「確かに〜、じゃあ俺行くわ~」と呑気に言い残して前に出た。

レース中なのにしゃべりすぎである。

 

そこからはオールアウトしないように常に一枚ギアを残す感覚で3:30-3:40-3:50と段階的にペースを落としバイクの準備をしながらランを終えた。

Garmin氏曰く5kmの通過が18:40だったので現状としてはまずまずだと思う。

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【bike 49:23(20)】

トランジ出たところでほーじょーにサーっと先に行かれる。

 

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正直もっと速くランを終えてると思ったのでここにいたんかい!と思いつつ、あっという間に小さくなっていったほーじょーを目標に踏みまくる。

最初の半周で追いついて、黙って前に出て逃げるステルス作戦を画策するも、敢えなく失敗。

見つかってしまったならば仕方がないと、向かい風気味だった復路(例年と風向きが逆!)で千切るべく踏み続けるも、2周目入りの折り返しでしっかり着いてこられているのを確認し、千切るのは諦める。

「だいすけおじさん、意外とコーナー下手だね!」とにこやかにdisってくる。

かましい!笑

 

そこからもう半周自分が前を走っていたが、2周目復路入りの折り返しでほーじょーがするっと前に出たので、先に行かせる。

そこからは復路は20mほどほーじょーに先行させ自分は少し休む(20mほど開けて、これ重要)

 

 

3周目の入りで「前に出させろ!」と叫んで前に出る。疲労で呂律が回ってなかったので意図が伝わったかは定かではなかったが、無理やり前に出た。

この辺から前方に見えていたあってはならない集団(※エイジクラスなので集団走は違反)じわりじわりと大きくなり、密かにアイツらをぶち抜いて会場沸かせたろうかな。と画策し始める。

自分先行、間あけてほーじょーという形で3周目は終わる。集団は空気抵抗の利がある分、通常巡航は速いが、立ち上がりで大きくビヨーンと伸びる様子。

 

4周目はほーじょー先行、間あけて自分といった形で進み、復路に入るところでほーじょーが集団を捕まえた。自分も続いて集団を捕まえようとしたところで、集団から漏れた選手がヘアピンカーブでもたついて完全に間を空けららてしまった。

 

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↑ぼっちざばいく

 

4周目復路からは集団から40mくらい離れた位置で体感的にはほぼ同速度で巡航。酸欠なせいか時折頭が真っ白になる感覚を覚えながら6周目往路終わり辺りで盛大に左足の脹脛とハムストリングスを攣る。

痛すぎて一瞬DNFもよぎったが、20秒ほど右足だけでペダリングし左脚を休ませたところ、とりあえずトルクはかけられそうなくらいには回復したのでとりあえず距離を消化する。

この間に追いかけていた集団は遥か彼方へ。

完全に見せ場を逃してしまった。

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↑ぼっちざばいく2!

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↑脚攣った場所、しっかりデータに残ってる

 

注.エイジレースでのドラフティングは違反。あからさまな集団を作る人たちの神経を疑う。特に学生、所属大学の名前が入ったトライスーツでレースをする意味をもっと重く考えた方が良いと思う。

開会式でもあれだけ強調して警告してた上でのあの有様なかなか悲しいものがある。

 

【2nd run 24:09(50)】

2ndランで意識したのはミドルのレースを想定した走りをすること。

というかそれ以上あげられないというのが実際ではあるが。

ひとまずマイペースで安定した走りをすることを心がけた。

たぶんこういうところで無理が効かない弱いメンタルがインカレ出場権獲得を一歩前にして足踏みし続けた原因なのはわかっているが、いまはその点に関しては気が楽。

バイク後のランは(私にとっては)マイペースこそが最速と割り切り、淡々と距離を消化した。

4:15/kmくらいでのランニングとなったが、おそらく10kmはもちそう。

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今後個人的に追い求めていきたいのは180-190kmのバイクパートの後での4:40-5:00kmでの42kmの完走。これは今回のカーフマンに向けたものとはまた別の練習が必要になるので、やれることをコツコツとやっていきたい。

 

 

【total 1:32:30(28)】

あまり結果を求めた遠征ではなかったが、やはり20位以内に入っておきたかったなというのが本音。

バイク後のランは個人の特性上強度を上げて走れない分、なんとかして底を上げるイメージでで全体のタイムアップを図りたい。たぶんロング的な視点で見ても上限を高めるより、底を上げるアプローチの方が、(短期的には)正解な選択なのではないかと思う。

正直もう何年も競技としてのトライアスロンを続けるつもりはないので、個人的な考えとしてはこれが正解、ということにする。

 

【感想、総括】

本遠征の最大の目的は「同世代との交流」

この点では100点満点である。

ロングトライアスロンにそれなりの準備をして出場する日を朧げにイメージはしているものの、社会人になってからは毎レースが人生最後のレースのつもりで出走している。

トライアスロン歴も長くなり、鈍臭い自分でも練習でもレースでも勘所のようなところを押さえてそれなりに誤魔化してまとめる技術はついてきているものの、やはり常にギリギリで生きている。

それくらい仕事がヘビーなのだ。

今はまだ押し寄せんとする仕事の激流を先輩方が必死に堰き止めて作ったダムの中でチャプチャプと泳いでいる。

本来であればこの間に資格のひとつやふたつ取得して会社の戦略となる素地を身につけるべき期間なのである。

そういったキャリア的な側面と20代も紛う事なき後半という年齢に差し掛かかり周囲はライフステージを進めているという現実に目を背けている自覚もあり、常に焦りは感じている。

上司に「仕事に集中しなさい」と言われたらトライアスロンはキッパリやめよう、それくらいの覚悟は常に持っている。

 

 

その点で今回のレースは自分が悔し涙を流し続けた日々を知る同期(大学違うけど!)に囲まれて、可愛がった後輩(大学違うけど!)とほぼ同じ位置でレースができて、この上ない幸せを噛み締めながらレースをした。

危うくレース中に目から汗が出そうになった。

本当に楽しい遠征だった。

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↑普段結構辛口な彼もこの感想(カーフマンのコアなファンの中ではある意味伝説の男)

会ったのは2020インカレぶり、元気そうで何より。

 

 

話変わって本日、採用のイベントで就活生の学生時代にやっておいて良かったことは?という問いの返答を、「やりたいこととやるべきこと、これらを突き詰める中で得た学びが自分にとって大切なことです。」などと偉そうなことを宣って締めたが、まさに今の自分の中で跳ね返って響く。

 

なんとなく、どうしても、自分に自信がなくて、確たるものが欲しくて、もがき続けている。

今の生活を続けた先にきっと何か人生の支えとなる学びがあると信じて今日も走る。

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